SKYFLAGを導入いただいたサービスの概要とマネタイズについて教えてください。
白石 様:「君の目的はボクを殺すこと3」というスマートフォン向けのゲームアプリを提供しています。2023年12月に7周年を迎え、現在は8周年目で、弊社のゲームアプリの中では主力のタイトルとなっています。ジャンルとしては、カジュアルゲームです。アプリは日本語以外にも英語、韓国語、中国語などの多言語に対応しているので、海外のユーザーもいらっしゃり、おおよそ日本のユーザー数が8割、日本ユーザーの売上は9割を占めており、殆ど国内で利用されています。
マネタイズ方法は課金と広告マネタイズで、広告マネタイズはSKYFLAG、ネイティブ広告、メディエーションツールを使ったリワード、バナー、インタースティシャル広告を行っています。
ユーザー体験機会の増加と収益向上を目的に、リリース初期からリワードマネタイズを活用
SKYFLAGを導入される以前からリワードマネタイズを利用されていたようですが、導入した理由を教えてください。
白石 様:ゲームアプリ業界ではリワードマネタイズを導入するケースはまだ多くないですが、ユーザーが楽しめるコンテンツで、さらに収益化に繋がることから総合的に判断して導入することになりました。
アプリ内には無課金ユーザーが一定数いますが、無課金であるが故にプレーの幅が狭まってしまう可能性があると考えています。そこで、オファー(広告)に挑戦することで無課金ユーザーであってもアプリ内でゲーム内通貨を獲得でき、課金ユーザー同様にプレーの幅が広がり、さらにはユーザー体験も増えると考え、業界の中でも比較的早い段階からリワードマネタイズを導入しました。
西沢:当時リワードマネタイズを導入することによる懸念はございましたか?
白石 様:導入することでユーザー課金へネガティブな影響が出ないかを懸念していましたが、当時のASPに国内と海外でユーザー課金への影響に関するデータを出していただき、影響がないことが分かりました。リワードマネタイズを導入することのデメリットはなく、メリットが大きいと判断しています。
収益力・担当コンサルタント・開発工数を総合的に判断してSKYFLAG導入を決断
その後SKYFLAGを導入していただきましたが、経緯やSKYFLAGの決め手を教えてください。
白石 様:SKYFLAG導入前に利用していたASPのiOSで広告案件が徐々に減り、減少に伴いリワードマネタイズによる広告売上が減ってしまったことに課題を感じていました。そこで別のASPに切り替えることになり、検討していたところSKYFLAGを見つけました。当時SKYFLAG以外にも数社で比較検討しましたが、市場シェアがトップで案件数が多く収益面で期待できることや、担当者の丁寧な対応に安心感を抱き、総合的に判断してSKYFLAGに切り替えることを決めました。
2022年8月にiOSでSKYFLAGを導入して現在で約1年半経ちますが、これからandroidにもSKYFLAGを導入する予定です。
西沢:アプリを運営されている方で、SKYFLAGを導入することでゲームの世界観が崩れてしまうのではないかという懸念もあるようですが、貴社ではどのように判断されていますか?
白石 様:ゲーム内の世界観は非常に大切にしていますが、SKYFLAGの場合は別の専用ページに遷移するので、導入することでゲームの世界観が崩れてしまうという解釈はしていません。
弊社で最近リリースした新作のタイトルがありますが、ゲームの世界観を重要視するタイトルではあるものの、SKYFLAGを導入する判断をしています。SKYFLAGを導入しないことで売上が伸びずにタイトルの寿命が短くなってしまうよりは、ユーザーに楽しんでもらえて、開発工数、運用工数が少ないSKYFLAGを導入する方が売上にも繋がって良いというのが弊社の考えです。
西沢:「君の目的はボクを殺すこと3」android、新作タイトル共にご検討いただきありがとうございます。
iOSでSKYFLAGを利用していただいたことで、次の導入も決定している状況ですが、今回評価していただいたポイントは何でしょうか?
白石 様:SKYFLAGを導入することのデメリットがなく、開発トラブルも発生しない点が大きいと考えています。これから導入するandroidでは、別のASPを利用していた時に実装面でのトラブルが多々あり弊社の負担が増えていました。
そこで、androidでSKYFLAGの売上を検証し、DAU当たりの売上がほぼ変わらない状態で弊社のエンジニアにかかる負担が軽減されることが分かり、androidもSKYFLAGに切り替えることになりました。新作タイトルも既にSKYFLAG導入することが決まっているので、実装面でもSKYFLAGのことを評価しています。
SKYFLAG導入直後に特定のOSで収益6倍増
SKYFLAG導入前に課題に感じていたことや導入後の効果を教えてください。
白石 様:iOSでは収益性の低下を課題に感じており、androidでは実装や管理工数が肥大してエンジニアの負担が大きいことを課題に感じていました。
導入後の効果としては、案件数が増えたことでユーザーのオファー(広告)挑戦率が増えてiOSの売上が6倍に伸長しました。
また、ユーザー数と売上を多く占める日本のユーザーに合わせてタイミングを見計らいながら以前よりもスーパーセールを柔軟に実施できていることから、SKYFLAG導入時と比較して現在までに売上が約1.2倍増加しています。データをもとにどの時期にどの施策をすると良いのかを貴社からご提案いただき、日頃より施策のタイミングを分析していただいていることから、高収益化を実現できたと考えています。
西沢:貴社と同じ目線に立って、「君の目的はボクを殺すこと3」の先にいるユーザーのことも考えた上で、「案件の属性」と「アプリユーザー」の行動パターンを意識した提案を心掛けています。
アプリ内課金とSKYFLAGによる広告マネタイズを併用してユーザー満足度を実感
最後に、収益以外で満足されていることがあれば教えてください。
白石 様:他には、担当者の知識や対応、スピード感にも満足しています。「君の目的はボクを殺すこと3」ではSKYFLAGへの出稿もしているので、マネタイズの運用を通して出稿側の判断にも活かしています。貴社から出稿側による案件の他社実績を教えていただいたり、市場の動向についても情報をいただけるので大変勉強になっています。
担当者の対応については、コンサルティングに関わらず開発側でもやりやすさを感じており、弊社のエンジニアから貴社のテストのサポートについて満足している声や返信の早さに驚く声が挙がっています。コンサルティングも技術サポートも、どちらも担当者の誠実さを感じています。
西沢:そのように仰っていただけて、弊社としても非常に嬉しいです。
ユーザーからの反応については、貴社の中で変化は感じられましたか?
白石 様:SKYFLAGに切り替えたタイミングで案件数が増えたので、ユーザーからも話題に挙がっていました。
西沢:「君の目的はボクを殺すこと3」では、若年層向けの案件や課金案件の反応が良いですよね。
白石 様:確かに、課金案件の挑戦率は非常に高いですね。アプリ内で課金するよりも、SKYFLAGのオファー(広告)で課金する方が、アプリ内の仮想通貨を沢山獲得できるという点で、課金案件の売上が伸びています。また、アプリ内課金とSKYFLAGのオファー(広告)による課金を比較して、SKYFLAGを通して獲得できる報酬(リワード)を計算するようなコアユーザーもいます。
背景には、未課金ユーザーが課金案件を使いこなしている傾向があると考えており、一切課金しないという訳ではなく、課金したお金に対するリターンの最高効率を求めるようなユーザーがSKYFLAGを利用するようなケースです。ただ紐解いていくと、意外とアプリ内課金とSKYFLAG利用を並走しているユーザーも一定数います。
西沢:ヘビーユーザーはアプリ内課金をされると思うので、コアユーザーにSKYFLAGを利用していただくなどの使い分けをされており、SKYFLAGを最大限活用いただけていて良かったです。
貴重なお話をありがとうございました。
・「君の目的はボクを殺すこと3」について: [iOS] https://itunes.apple.com/app/id1176070496?mt=8 [Android] https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fundoshiparade.bokukoro3jp |